原子力はソリューションになるのか

今日の大きな課題:「チェルノブイリでは100万人が死亡した。福島では500万人が死んでしまうのか?」2011年3月の福島では、巨大地震と津波によって3つの原子炉がメルトダウンを起こし、そこに入れば人が一瞬で死んでしまうほどの大量の「放射線」が炉心から放出され続けている。この放射線の問題をすぐに解決できるソリューションがあるだろうか?あるはずがない。放射線の問題は今後何年も続いていくのである。

次のような事実にも関わらず、政府は国民の声に耳を傾けているのだろうか。

事実:

1. 福島近郊に住む日本人の子供の甲状腺癌発生率は、6,000%も急増した。

2. 放射能で汚染された数千トンの水が直接海に放出され、海洋生物が死んでいる。

3. 数千人の日本人が未だに仮設住宅に住み、農地、街、穀物、山間部の汚染に対する恐怖から自宅に戻れないでいる。

このように、実際の生活を脅かす要素があるにも関わらず、政府は福島の災害以降初めて、川内原発を再稼働させた。川内原発2号機は数カ月以内に稼働する予定で、20基以上について検査と再稼働の準備が行われている。

我々は危機感を持つべきではないか?政府はその先にある危険を認識しているのだろうか?

川内原発は火山に囲まれている。原子炉から40㎞の地点には活火山の桜島がある。11月2日、日本火山学会の研究者らは、原子力規制機関に火山活動に関するガイドラインの見直しを求めた。日本火山学会は、ガイドラインは、原子炉付近の火山の大噴火を予想できるという「間違った」理論に基づいていると述べている。

緊張を緩和するために、政府は事故が起こった場合は「全責任を負う」ことを約束した。しかし、事故が起こったとき、政府に何ができるのだろうか?福島を見てみよう。事実が起こった後に責任を取るとはどういうことなのか?これらは空虚な言葉である。事故が事実になる前に防ぐことが唯一のソリューションなのである。

日本国民は反対派が多く、約60%を占めている。国の民主主義は「国民の声に基づいている」。民主主義の中にあって国民の声を無視する政府に未来を託せるだろうか?それとも、世界は民主主義を掲げた独裁者によって支配されようとしているのか?

ノボトニー・ジェローム、OMI

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Oblate Missionaries of Mary Immaculate (0MI)は 聖母献身宣教会 (オブレート 会)に所属するカトリックの司祭ならびに兄弟のグループです。私たちは 全ての人々 --特に貧しい人々 --が人間としての尊厳に対して、完全な自覚を勝ち取るために 努力しています。私たちは、声なき者の叫びを聞き、そして多くの人に聞いてほしい とがんばっています。正義への行動は、私たちの仕事に欠くことのできない部分であ り、抑圧と貧困の原因となる全てを変えようとしているのです。このように、私たち は、まさに命の誕生からその終わりまで、人間の尊厳を認識する社会を創ることにあ ずかっています。
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