日本が平和憲法を放棄

kyoto「生命のため、友人」ー 7月1日、総理大臣 安倍晋三が日本の平和憲法第9条の解釈を変更するという閣議決定を国民に対して発表した。正式な変更は秋の国会で行われる予定である。1947年以降、平和憲法に全く変更は加えられておらず、その結果、日本人は「戦争を放棄した国民」として世界に認知されている。第9条は世界に向けた希望の印であり、主要国において憲法による平和維持が可能であることの印なのである。

abe総理大臣が行ったのは、日本の軍事活動に関係する憲法の一部について、解釈を変更することである。軍隊による平和維持は明らかに矛盾している。この2つを両立させることはできない。軍隊は武器を用いて人を殺すが、平和は人を殺さない手段で人類平等と対話への道を創出する。

憲法第9条には次のように書かれている。「(1)日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。(2)前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。」

dam解釈変更により、日本の自衛隊は海外での任務への参加が可能となり、67年続いた「非暴力」憲法が終わりを告げることになる。先行きが危険になり始めている。まるでダムのように、いったん亀裂が入ると後は大きくなるだけである。

日本の平和憲法は、これまで常にアジアの安定化要因であり、各国間の対話と外交に役立ってきた。これからは非暴力の代わりに武力が領土問題や脆弱な関係を解決する新しい規範になるだろう。歴史的改正はアジアだけでなく世界全体に影響を及ぼすことになる。

war第9条は、相互尊重と対話に基づき、世界平和のために国家が努力するという責任を常に表明するものであった。十分な議論や日本国民の支持を得ることなく、国会でこの解釈変更を急ぐ総理大臣の行動は正当化できるものだろうか?子供たちの未来にどんな危険が及ぶだろうか?第9条を失うことで、日本の歴史は危険な方向に向おうとしている。

 

 

 

ノボトニー・ジェローム、OMI
2014年07月06日掲載
英語原文  ー Japan Abandons Peace Constitution

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