今にも爆発しそうな時限爆弾

「生命のため、友人」 ー 世界的な武器の取引がアジアを破滅に向かわせている。南アジアが世界最大の武器輸入地域になっていることをご存知だろうか?

インドは世界「最大」の武器購入国である。2位、3位は中国とパキスタンである。過去5年間でインドによる主要な武器の輸入量は111%、パキスタンの場合は119%増加している。これらの国は貧困に苦しむ一方で、人道に対する罪に資金をつぎ込んでいる。アジアの軍事費は世界の武器輸入地域の中で圧倒的に多い。

この事実はアジアの人々に間違いなくある合図を送っている。どういうことか?時限爆弾が今にも爆発するという合図なのだ。武器販売業者は利益を上げているが、核兵器、長距離ミサイルや武器を入手する目的は1つ、を殺すことである。「敵」という定義は国によってさまざまで厄介である。その最たる例が北朝鮮である。

アジアの後進国への世界的な武器輸出の中心は金儲け、貪欲、搾取であり、平和維持ではない。世界の軍事費は1兆7300億ドルに及ぶ。SIPRIが以下の統計を発表している。「トップは米国で6400億ドル。米国に続くのが中国(1880億ドル)、ロシア(878億ドル)、サウジアラビア(670億ドル)。アジアの優勢に割って入るのがフランス(612億ドル)、イギリス(579億ドル)、ドイツ(488億ドル)。次に日本(486億ドル)とインド(474億ドル)。残り6か国に韓国(10位、339億ドル)、トルコ(14位、191億ドル)、アラブ首長国連邦(15位、190億ドル)が含まれる。」

平和を求める我々人類は、これ以上無知や無関心を装うことはできない。教皇フランシスコも公の場でこの問題について何度も言及している。1か月前に教皇は戦争を厳しく非難した。彼の言葉の多くは子供や家族を殺す戦争で利益を得ている武器の密売人に向けられたものである。

教皇フランシスコは、武器の密売を当たり前のこととして考えないよう我々に警告している。「単なる言葉でしかなくなったように思われる平和を祈り求めてほしい。祈ることで言葉は現実になる力を得る。聖ヤコブの言葉に従おう:「あなたの苦悩に気づきなさい!」

 

 

ノボトニー・ジェローム、OMI
2014年04月28日掲載
英語原文  ー A Time-Bomb waiting to explode

ノボトニー ⋆ ジェローム 神父 について

Oblate Missionaries of Mary Immaculate (0MI)は 聖母献身宣教会 (オブレート 会)に所属するカトリックの司祭ならびに兄弟のグループです。私たちは 全ての人々 --特に貧しい人々 --が人間としての尊厳に対して、完全な自覚を勝ち取るために 努力しています。私たちは、声なき者の叫びを聞き、そして多くの人に聞いてほしい とがんばっています。正義への行動は、私たちの仕事に欠くことのできない部分であ り、抑圧と貧困の原因となる全てを変えようとしているのです。このように、私たち は、まさに命の誕生からその終わりまで、人間の尊厳を認識する社会を創ることにあ ずかっています。
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